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2014
08.11

愛犬バニラとの別れ

Category: 雑記

 今朝、うちの犬が亡くなった。

 名前はバニラ、年齢(享年)は14歳。種類は雑種、性別はオス。性格は凶暴、というより臆病。「バニラ」なんていかにも平和そうな名前をしているが、最初期のしつけがなってなかったせいで家の前を通る者誰でも彼でも吠えるようになり、夜でも構わず5軒先まで届く雄叫びを上げることもしばしばだった。さらには家の前に来たり散歩ですれ違ったりした近所の人7人+最後の瞬間何かにすがるように手に食い付いた母と、それを止めようとした父を合わせてのべ9人のカミツキ犠牲者を出すなど、平和な住宅街の番犬としてはいささか強力すぎるほどの生涯成績を残している。ご近所からはさぞかし悪名高い猛犬だったろうと思うが、毎回吠えられても毎日のように顔を出しに来てくれた隣のおんちゃんとか、通学路と絶対違うのにわざわざうちの前を回って会いに来る小学生たちとか、固定のファンはいくらかいたみたいだ。

 死因は老衰。亡くなったとメールが来た朝8時前には自分はコマさんと仙台にいて、朝飯をどこで食おうか、とか話してる途中だった。コマさんに事情を話して仙台を出発し、途中で母方の実家のじじ・ばばと合流して10時前に石巻の家に到着。バニは玄関の中にマットで寝せてあった。直前に父母に噛み付いていたとは思えないほど安らかな寝顔で、死後3時間近く経ってるはずなのにおなかや背中は生前と変わらないくらいの温もりがあった。

 ひとしきり撫でたり話したりしてから、火葬場に連れて行こうという時にばばが和室にいたので行ってみると、仏壇に飾ってあった写真たち(父方のおばあちゃんとバニが生前一緒に写った写真、隣にはおじいちゃんの写真)を見ていて、「向こうでこんな風にして一緒に過ごすんだろうね」という話をした。その写真は時折見てはいたけど、そういう視点で見ると本当にはっきり情景が浮かぶくらい良い写真だった。

 ここでちょっとだけ脱線して持論を言わせてもらうと、マンガで表現としてある「いつの間にか出てる涙」ってありますよね。顔が赤くなってしゃくり上げてとかする一般的な「こみ上げてくる涙」じゃなく、普段無感情な奴が何かのきっかけで急に涙が出てきてうろたえたりするやつ。自分の考えとしては、あれは「フィクション特有の表現で現実には無いこと。現実に泣く時には何かの兆候があるものだ」とずっと思ってたんだが、その持論は上の写真のくだりで自らの経験をもって覆されてしまった。動悸がしたりとか顔が熱くなったりとか本当に何も無く、ただ聞いてるだけのように自分では思っていたのに、まさに「いつの間にか」の出来事だった。自分も学生時代とか結構感情に乏しい人間だったので素質はあったのかもしれない(?)。結論、物書きさんは適当な事書かない。

 話を戻して場所は火葬場。ペットの火葬はクリーンセンター(ごみ処理施設)でやっており、父から聞いた話では「人間は死んでも人間として扱われるが、動物は死んだらモノとして扱われる」ということで、悪く言ってしまえば動物の死体はごみ扱いという決まりなのだそうだ。ではペットの遺体はごみと一緒に焼かれているのか?と言われればそういうわけでもなく、「小動物火葬場」という場所が施設内に設けられていて個別に火葬がされている。遺体を横たえるスペースの横にお花や線香が上がってる壇と、その奥に火葬する装置があるこの施設でお別れを済ませてから(この時は上述の「いつの間にか出てる涙」は出なかった)、焼くのを見届けず全員でその場を後にした。あとは焼くに任せるのみで、平成の始め頃までうちで飼っていた初代番犬「佐助」と同様、遺骨をもらうことやお墓を立てたりする事はしないのだそうだ。

 センターを出た後はじじばばの所でお昼を食べてそのまま解散。明日は小屋の片付けとかをして、明後日からはまた仙台に行ってバリさんと会う予定。土日に青森のメンバーと遊んで、土曜の夜遅くに最大で5人泊まりに来るという件についてもじじばばに了解済み。朝飯は必ず全員で食べる事になってるので時間帯的にヒーロータイムは後で動画で見てくださいと言わざるを得ない。


 「楽しい事ばかりを書く、辛気臭い話はしない」というこのブログの趣旨に少々反するのを推してここにこうしてまとめたのは、後で見て当時を思い返す記録のためというのが一番の理由。書くことで気持ちの整理をつけたかった、というわけではあまりなく、感情としては喪失感や悲しみよりも「久し振りに向こうで会うからじいちゃんばあちゃんに噛み付いてないかな」という心配の方が大きいくらいだ。もっと緻密に記録を残そうとすればこの2倍くらい書けなくもないかもしれないが、これだけ書いてあれば残りも思い出せるでしょう、多分。こんな事書いて何年後かに見直した時が見ものだな。


 ともあれ長い間お疲れさん、バニ!最後の方はそんなに構ってもやれなかったが、戻るたんびにどんなに夜遅くでも起き出して来てくれるのは安心したよ。たまに上から吠えてくれれば見上げるぜ、ここに書いてもパソコン見られんのかどうか分からないけど!
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